« マネジメント信仰が会社を滅ぼす/深田和範 | トップページ | マネー・ボール/マイケル・ルイス »

2011年11月12日 (土)

脳が喜ぶ生き方/久恒辰博

C__docume1__locals1_temp_znp1d  「何でもやってみろ」といわれても困る人がいるかもしれないので、ひとつアドバイスをしたいと思います。それは「読書」です。読書をしているだけで、自然に脳はヒラメくということを覚えておいてください。
 本を読んでいると突然、「これだ!」と合点がいくことがあります。今抱えている問題とはまったく別の分野のことだったり、何の脈絡もないことを急にヒラメくこともよくあります。(中略)
 読書をするとき、誰でも目的を持って本を読みます。したがって、目の前にある本の内容はだいたい想像がつくはずです。だからといって、書かれていることをすべて事前にわかって読みはじめるわけではありません。読みはじめて、「ああ、そうだったのか」と感心し、自分の知らなかったことを知る。これが読書の効用であり、最大の楽しみです。そして、それが「ヒラメキ」に結びついていくのです。
 何かを調べたいとき、また、問題を解決したいときは、読書は少し遠回りな方法かもしれません。しかし、遠回りをするからこそ「ヒラメキ」を得ることができるともいえるのです。
 効率よく問題を解決したいと思ったら、インターネットでポータルサイトに入り、キーワード検索で絞り込んでいくのが近道でしょう。しかし、そこに「ヒラメキ」はありません。
 あらかじめキーワードを考えてしまうと、かならず思考回路は限定されます。極端なことをいえば、思考停止状態に陥ってしまいます。これでは新しいアイデアを発想することは不可能です。ですから、斬新なアイデアをヒラメくためには「読書」がいちばんなのです。

インターネットが登場して以来、何かわからないことを調べようとする場合のアプローチの仕方が全く変わってしまった。

以前であれば、辞書や事典で調べる、人に聞く、図書館に行って調べる。

このような方法をとっていた。

ところが、今はインターネットの検索で大抵のことは調べられる。

しかし、この便利さが落とし穴になることもあるという。

つまり、近道であるが故に、思考回路が限定されてしまい、場合によっては思考停止状態に陥ってしまうとのこと。

確かに読書は、何かを知ろうとした場合には遠回りかも知れない。

一冊二、三百ページある中で、自分の知ろうとしていることがどこに書かれているのかは、読んでみなければわからない。

場合によっては、書かれていないこともある。

しかし、大抵は読書を終えたあとには新しい発見がある。

丁度、ある物を買う目的でデパートに行ったものの、帰る時には全くちがったものを買ってしまっていたといった感覚。

しかし、そのような想定外の発見やヒラメキがあるのが読書の効用なのだろう。

効率性ばかりを追求する世の中はある意味危ない。

便利な時代になったからこそ、遠回りをすることの意味を再発見する必要があるのではないだろうか。

« マネジメント信仰が会社を滅ぼす/深田和範 | トップページ | マネー・ボール/マイケル・ルイス »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 脳が喜ぶ生き方/久恒辰博:

« マネジメント信仰が会社を滅ぼす/深田和範 | トップページ | マネー・ボール/マイケル・ルイス »