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2012年1月21日 (土)

「職場ストレス」「仕事うつ」に強くなる本/斎藤茂太

Znp1a  私事で恐縮だが、妻の長電話に腹が立って仕方がないときがあった。とくに夕食の支度をしているときに電話がかかってくれば、こちらは待ちぼうけとなる。私には、どうでもいいような会話に聞こえるが、妻の声は上機嫌である。そのうちに「いつまで話すのか、いつ切るのか」と、イライラしてくる。
  これに文句をいったからといって、妻には妻の都合もあるのだろう、長電話をやめるわけではない。そんなイライラ体験に何回か耐えた後、私は考え方を変え、妻が電話口に出たときにはストップウォッチとメモ用紙を携えて観察することにした。
  話の内容と時間とには、どのような関係があるか。「じゃ、さようなら」といってから、「あ、それからね」と再度話し始め、実際に受話器を置く「ほんとうのさようなら」まで、何回くりかえすのか・・・・・・といったことを丹念にメモし、その最高記録や平均値を求め、「妻の長電話」の実態を研究した。
  これがあんがい楽しめる。妻がどこかに電話をかけるのが待ち遠しくなり、また、電話のベルと同時に小走りしている妻を見ると、私は空腹のイライラも忘れた。これが、ストレスから「快いもの」への転換であり、私なりのストレスと「上手につき合っていくコツ」と心得ている。

斎藤氏のエピソードは、ストレスとは上手につきあうことが大事だということを教えてくれる。

妻の長電話にイライラさせられることは私にもあるので、ナルホドと思わされた。

仕事のプレッシャー、わずらわしい人間関係、めまぐるしい社会の変化、IT社会、人との競争、将来への不安……と、現代はまさにストレス社会。

生きている限り、ストレスはつきまとう。

だとしたら、斎藤氏のいうようにストレスを楽しんでやろうという姿勢が大事。

つまり、発想の転換。

腹を立てるのではなく、ストレスの逆手を取ってやろう、この状況を楽しんでやれ、と考える。

イライラしながら過ごすのではなく、その状況を何とか楽しもうとする気持ちを持つ。

どうすれば自分を楽しませることができるかを考える。

どんな環境の中に置かれても、自分なりの対処法、楽しみ方を見つけ出すのが、人生の知恵と言えるものではないだろうか。

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