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2012年2月 6日 (月)

世界一幸福な国デンマークの暮らし方/千葉忠夫

Znp15   デンマークの子育て支援が確立されてきたのは、1980年代のことです。
  デンマークでも女性が社会進出した1980年代は、出生率が1.4ぐらいまで下がってしまいました。そこで、女性議員が「子どもを産んでも仕事ができるように」と、産前産後休業(産休)や育児休業(育休)などをしっかりと制度化し、地方自治体は、「しっかり子どもの面倒をみる場所がありますよ」と保育園、幼稚園を整備したのです。
  また、子どもが生まれたら、児童手当が支給されます。18歳までは各市町村から四半期に一回児童手当がもらえます。
  日本では障がいのある子どもが生まれた場合、女性はいまの仕事を続けられない状況に陥ってしまうことがほとんどではないでしょうか。
  障がいのある子どもを施設に入れないで自分で育てようとするならば、親は仕事を続けられなくなります。そこで、デンマークではいまの給料の約80%を保障し、子どもの面倒をみられるようにするという制度もあります。
  このように制度をしっかりさせるうちに、少子化が止まったのです。現在の出生率は1.9ぐらいです。

昨年国王夫妻が来日して話題となったブータンは、GNH(国民総幸福度)という考え方を取り入れているという。

GDPだけが国民の豊かさを計る尺度ではないということを考えさせられたことは記憶に新しい。

その意味では、本書で取り上げられているデンマークという国は、国民の幸福度が非常に高い国である。

2008年、アメリカの研究組織、ワールド・バリューズ・サーベイが各国の個人を対象に、現在の幸福度を調査し、ランキングした「幸福度ランキング」によると、デンマークが一位だったとのこと。

しかしこの国、税金はメチャクチャ高い。

直接税は、収入の50パーセント、消費税は25パーセントだという。

いわゆる高福祉、高負担の国である。

それでも、国民から不満はほとんどでないという。

しかも、少子化問題もちゃんと解決している。

どうしてこんなことが可能なのか?

答えは一つ、政治家が国民から信用されているから。

これに尽きる。

どこかの国とは大違いだ。

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