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2012年3月16日 (金)

伝える力2/池上彰

C__docume1__locals1_temp_znp58  私の文章も、中学校や高校、大学などの国語の試験問題に多数使われています。最初、入試問題に使われたときはショックでした。エッ、うれしかったんじゃないか、って!?いいえ、落ち込んだのです。入試問題に使われるほどわかりにくい文章なのか、と。
  わかりやすく、すらすらと頭に入ってくるような文章では、読解力を要求されませんよね。となると、出題者は問題を作りにくいということになります。
  いざ自分の文章が国語の試験問題に採用されて、その問題を解いてみると、今度は答えがわからないということもありました。
  たとえば「傍線部に関して、筆者が言いたいことを次の五つの中から一つ選べ」という設問があります。どれどれ、私の言いたいことは?と問題に当たってみると、う-ん、私が言いたいことはこの中にないんだけど・・・ということもありました。あるいは、三つぐらいは確かに全然違うな。でも、残りの二つはどちらも言いたいことなんだけど・・・ということも。
  しかし、問題の「正答」は存在しているわけです。それによって、点数が分かれ、合否も左右される。なんだか割り切れない気持ちになります。

分かりやすく伝えることの大切さは、池上氏が広めたようなものだろう。

本書は「分かりやすく伝えるスキル」について、それこそ、分かりやすく書かれている。

ここでは、入試問題に自分の文章が使われたことについて、述べている。

一つは、まだまだ自分の文章は分かりにくかったのだと知らされショックだったということ。

そしてもう一つは、著者本人も選択に迷うような問題が、択一問題として出題され、人の人生を左右する道具として使われたいたということについて。

そもそも、世の中に出れば正解などはないことの方が多いもの。

入試問題は、そもそもが振るい落とすための試験なので、致し方ない面も確かにあるが、一つだけの正解を求める教育が、いざ世の中に出たときどれだけ役に立つのだろうか。

日本の教育もそろそろ根本から変えるべきときにきているのではないだろうか。

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