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2012年3月 8日 (木)

ブランド再生工場/関橋英作

Znp14   もともと日本式経済社会の素晴らしさは、丁寧なモノ作り、必要以上は作らない、使う人が喜ぶものを作る、この3点でした。こうした精神があったからこそ、日本の企業は世界に名だたる長寿企業として生き続けてきたのです。世界で250年以上続いている企業の約66%は、日本の企業。しかも、創業以来、lOO年以上続いている日本企業の約30%はこの不況下においても成長し、約47%は現状維持しているのです。
  この事実が示していることは何でしょうか。それこそが、ブランドの本質と私は思っています。企業というブランド、そして企業が作り出したブランドが、長い間、日本人の心に素晴らしいものとして根付いていたことに他ならないでしょう。
  そう考えれば、日本というマーケットにおいて、「ブランド」という受け止め方は最もなじみやすい方法。目新しいものを次から次へと消費し、使い捨てていくというあり方は、自分で自分の首を絞めているようなものです。「もったいない」という気持ちに代表されるように、モノを、ブランドを愛するのは、とても日本的なことだと私は思いました。

ブランドという言葉から多くの人は「シャネル」や「グッチ」といったいわゆるブランド品をイメージするのではないだろうか。

しかし、本来ブランドは人の心のなかで育つもの。

そして、人とモノとを強い絆で結びつける。

ブランドは、消費者との関係性の中で生まれる。

そう考えると、ブランドという概念は、最も日本人の特性にあったもののように思えてくる。

私たちの周りに、ブランド化できるものは山のようにある。

これから超高齢化社会を迎え、人口も減少していく日本。

ブランドというものを再考する必要があるのではないだろうか。

そんなことを考えさせられた。

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