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2012年4月29日 (日)

19人のプロが明かす「仕事」論

19 とにかく若いうちは、自分の将来のことを考えて、自分のためになることをやる。
 目先で考えると不利なことでも、とにかく喜んで前向きに取り組んでいかなくてはダメだと思います。
「長時間労働するのはバカだ」と言って、なんとかスマートに時間内で収めて「頭を使って利口にやろうよ」と言う人がいますが、僕はその考えには反対です。そういうことをやる人で大成した人を、あまり見たことがありません。成功していく人たちは、みんなバカみたいに一生懸命に、真面目に目先のことに必死になって取り組んでいます。
 そういう経験を積み重ねることで、何事も短期間で仕上げるのが上手になっていく。
 それを私は「量は質に転化する」と言っていますが、量をこなした人は仕事のスピードも速くなるし、質も上がってくる。
 そして、いつも量、質、スピードを意識して仕事をしている人は、何も考えていない人よりも圧倒的に仕事の基礎体力がつくのです。

本書は、その道のプロといわれる人たちが、さまざまな角度から仕事について語っている。

多くのプロといわれる人たちに共通していることがある。

それは、人生のある一時期は圧倒的な量の仕事をこなしていたということ。

そしてそれを続けている中で量から質に転化させてきているということ。

つまり最初から効率化を求めてはいないのである。

これは、重要な視点だ。

最近はワークライフバランスが盛んに主張されるようになってきた。

確かに意味のない長時間労働は問題だ。

それによって心身を病んでしまうのはやはり避けなければならない。

ただし、最初から効率よくやろうとしてもできるものではない。

「量から質への転化」があって初めて効率化が可能なのではないだろうか。

その側面を無視したワークライフバランス論は、はっきり言って意味がないように感じる。

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