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2012年4月 2日 (月)

日銀を知れば経済がわかる/池上彰

C__docume1__locals1_temp_znp21   金融とは、世の中で「お金が余っている所」から、「お金が必要な所」にお金を融通する仕事です。「金を融通」するから「金融」なのです。
  「お金が余っている」といっても、何も金持ちだけの話ではありません。あなただって、すぐには使う予定のないお金を銀行や郵便局に預けておきますね。すぐに使う予定のない資金。これが「余っているお金」です。
  一方、現在の仕事を継続させるための運転資金が必要な会社、新しい事業を始めるために資金が必要な企業が存在します。双方をつなぐのが金融の仕事です。
  とりあえず使う予定のないお金を持っている人は、ダンス預金しておくよりは、少しでも増やしたいと考えますね。どこかにお金を貸して利子を受け取れれば、多少なりとも資金を増やすことができます。
  しかし、お金を安心して貸し出す先を見つけるのは、素人には容易なことではありません。うっかり貸して、相手の企業が倒産したら、大事なお金が一戻ってきません。貸した資金がきちんと一戻ってきて、それなりの利子も受け取れるのは大変なことです。
  一方、資金を借りる側も大変です。まとまった資金を貸してくれて、法外な利子を要求せず、計画通りに資金を返済すれば文句を言わないという人や会社は、なかなか見つかりません。資金を借りたら、途中で金利の引き上げを要求され、断ったら資金を引き揚げられたりしたら困ります。
  そこで、「余っているお金」をまとめて預かり、きちんと返済する会社にお金を貸すという仕事が大切になります。この仕事をしているのが金融機関なのです。

これは池上氏の「金融」についての説明。

本当にわかりやすい。

「金融」について、このくらいわかりやすく説明された本を私はこれまで読んだことがない。

このくらいかみ砕いて説明してもらえれば、それこそ小学生でもわかる。

長い間、NHKの「週刊こどもニュース」のお父さん役で出演していただけのことはある。

しかし、ここで考えさせられたことは、私たちは「わかっている」と思い込んでいる事柄が意外と多いのではないだろうか、ということ。

本当に物事を深く理解しているならば、わかっていない人に対して、わかりやすく説明できるはず。

それができないということは、実は「わかったつもり」になっていただけで、実は「わかっていなかった」ということ。

そう考えると、自分の知識の浅さに反省させられること大である。

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