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2012年5月12日 (土)

プロの知的生産術/内田和成

Photo 仕事と作業とは、私の考えによれば、明確に違うものだ。この、「仕事と作業の違い」は、情報整理という話に限らず、あらゆる仕事において考えるべきこと、知っておいてもらいたいことだ。特に若い人はどうしても、作業と仕事をきちんと分けて考えておらず、作業が仕事だと思い込んでしまっているところがある。だが、いくら作業の達人になったところで、仕事ができる人になれるとは限らない。
 では、仕事と作業の違いとは何か。
 いろいろな考え方があると思うが、私の定義では、「ある目的を達成すること」が仕事であり、「その目的を達成するための手段」が作業ということになる。
 つまり、新規事業を立ち上げるとか、問題点を解決するといったことが「仕事」だとすれば、情報を集めたり整理したりすることはもちろん、ミーティングを開く、分析をする、企画言を作る稟議言を書く、これらはみな「作業」ということになる。電話をする、メールを打つなどもみな「作業」である。

作業とは、極端に言えば手足を動かしていれば済んでしまうようなことだ。

頭はあまり使わない。

あるいは使うにしても、どうやって効率的にやるか、速くやるか、間違いを少なくするかということに使うだけだ。

一方、仕事となると、問題発見や問題解決、創造性、チームを引っ張っていくためのマネジメントやリーダーシップなどが入ってくる。

これはまさに、手足よりも頭を使う行為である。

私達が何かをしようとすれば、必ず壁にぶち当たる。

そのとき、これまでと同じやり方を繰り返すのが作業をする人。

その問題点を発見し、解決方法を模索し、さまざまな形でアプローチし、壁を乗り越えるのが仕事をする人、だといえる。

内田氏の「仕事」と「作業」の違いの定義によると、日本のサラリーマンの大部分は作業しかしていないことになる。


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