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2012年5月14日 (月)

日本でいちばん社員のやる気がある会社/山田昭男

Photo どんな業種の企業でも、その業界には自分のところだけではまかないきれないパイがある。あらゆる産業に、そういうパイがある。それをどう取っていくかが、会社が生き延びられるか否かを決めていくのだ。
 よく、中小企業の経営者が「不況だ。もうどうしようもない」という。
 じゃあ、不況とは何か?もし、自社の供給が全体の需要よりも多いというのなら、どうしようもないといってもいいかもしれない。そういうときこそ、不況だというべきだろう。
 だが、そんなことはぜつたいにあり得ない。全体の需要より自社の供給のほうが少ないはずだ。その状況にある限り、それは不況でもなんでもない。
 自分のところの商品が売れないとすれば、よそに負けているだけだ。
 負けているのは無能だからだ。不況と無能はまるっきり違う。無能だから工夫もできず、よそに負けているわけだ。
 それを棚に上げて、「売上げが下がった、利益が下がった」と騒いでいる。
 冗談じゃない。パイはまだまだあるのだから取ればいい。取るためにはどうするのか?「差別化しなさい。商品も、売ることも、経営も差別化しなさい」ということに尽きる。

「今は不況だからどうしようもない」という言葉は中小企業の経営者からよく聞く言葉だ。

そして、国や自治体、業界団体のせいにする。

そこには「自責」の発想はない。

しかし、山田氏が言うように、いくら不況だからと言っても、全体の需要よりも自社の供給が上回っているわけではない。

そうである限りは、まだ可能性はあるということ。

他社と差別化する商品やサービスを提供すれば、必ず売れるはずだ。

それを不況のせいにするのは間違っている。

これは当たり前の話だが、これを当たり前としている経営者はどのくらいいるのだろう。

おそらく全体の1割もいないのではないだろうか。

よく企業は外部要因ではなく、内部要因で倒産するというが、その通りである。

その意味では、不況とは、本物の経営者とそうでない経営者がふるいにかけられるときではないだろうか。

そう考えると、不況もまた良し、と考えることができる。

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