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2012年6月16日 (土)

決断の本質/マイケル・A・ロベルト

A コンセンサスというのは、参加者が最終決定を理解し、採択された行動方針の遂行に全力を尽くすことを誓い、その計画が全員のものであるとの意識を持ち、その実行活動において進んで他の人たちと協力しようという意思を持つことである。

本書で一貫して述べられていることは、真に重要なのは、意思決定の「結論」ではなく「プロセス」なのだということ。

そして、リーダーが意思決定をするプロセスの中で、メンバーのコンセンサスを得ることはどうしても必要になってくる。

ところが、多くの人は「コンセンサス」の定義を間違ってとらえてしまっている。

コンセンサスというのは全員一致という意味ではない。

まして多数決で決めるということでもない。

意思決定を行うのがリーダーではなく、チームだという意味でもない。

複数の選択肢の要点を取り入れた妥協的解決策を見つけるということでもない。

ある複雑な問題について、全員一致の合意ができなかった場合でも、リーダーはコンセンサスを形成することができる。

実際に、全員一致にあまりこだわりすぎると、メンバーが自分の意見を述べるのに不安を感じるという危険を招きかねない。

またコンセンサスを得ようと努力することは、意見の対立を最小限に抑えるという意味ではない。

むしろ、確固とした持続性のあるコンセンサスを形成しようとするなら、リーダーは意見の対立を促すべきであり、これを避けるべきではない。

どうも、多くの人はコンセンサスの定義を間違って受け止めてしまっているようだ。

そのような間違いに陥らないためにも、上記のコンセンサスの定義をしっかりをおさえておきたいものだ。


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