« 騙される脳/米山公啓 | トップページ | 修羅場の経営学/黒岩一美 »

2012年7月 3日 (火)

マリリン・モンローという生き方/山口路子

4404041489 彼女は愛することを知らなかった、と言う人がいる。
「愛すること、それはあなたを殺しかねない支配力を相手に与えること」
 愛することを知らない人から、こんな言葉は生まれない。
 彼女の頭はやはり弱かった、と言う人がいる。
「私はこれから物事をはっきりと、ただしく見つめるわ。私の内部にある真の核心を見きわめて、それからあたらしい眼で外の世界を見つめるの。見つめるということは人をそれだけ寛容にするわ。寛容さは、この世でいちばん大切なことの一つですもの」
「人はいつだって何かを失っているのよ。それでも私たちは生き続けなければならない、そうでしょう?」
 頭の弱い人間の言葉ではない。
 マリリン・モンローは、純粋な人間しかもちえない「美」を惜しみなく与えた女優だった。そしていまも、その甘くてやわらかな肉体、儚く美しい声、そして海のように深い「女性」性で、私たちに夢を与え続けている。
 マリリン・モンロー。女であることのすべてを使って生きたひと。見つめ、人生を生き抜いたひと。
 マリリン・モンロー。劣等感を魅力に変容させたひと。
 マリリンの人生に、あらためて思う。
 何年生きたかではない。どのように生きたのか、何をなそうとしていたのかが、大切なのだと。

マリリン・モンローがこの世を去ったのは1962年のこと。

私が物心ついた頃にはもう死去していたため、生前のモンローを生で見た記憶は私にはない。

にもかかわらず、私が生まれてからずっと、モンローは伝説のスターであり続けた。

そしてモンローに関する著書も数えきれないほど出版されているのではないだろうか。

本書もその一つであるわけだが、素顔のモンローが記されていて、興味深く読ませてもらった。

おそらく彼女はスクリーン上でマリリン・モンローというスターを演じていたのだろう。

セクシーでかわいく、少し頭の弱いモンローを。

しかし、素顔の彼女は全く違った女性だったようだ。

そのギャップが重荷となり彼女を死へと急がせたのかもしれない。

若くしてこの世を去ったスターは多い。

ジェームス・ディーン、ブルース・リー、そして、マリリン・モンロー。

そして、それ故に伝説のスターになったのだと言えなくもない。

何しろ、彼ら、彼女らは、この世を去った年齢以上には決して歳をとらないのだから。

« 騙される脳/米山公啓 | トップページ | 修羅場の経営学/黒岩一美 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マリリン・モンローという生き方/山口路子:

« 騙される脳/米山公啓 | トップページ | 修羅場の経営学/黒岩一美 »

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト

井上労務管理事務所

無料ブログはココログ