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2012年8月21日 (火)

会社員の父から息子へ/勢古浩爾

414s8ro5ezl__sl500_aa300_ わたしは父親としてほとんどなにもいわなかった。ほとんどなにもできなかった。しかし、「父」の心としていつも願っている。どうか、雄々しく、やさしく、強く生きていってほしい。ふたたびいうが、惜しみなく働き、惜しみなく愛し、惜しみなく生きていってもらいたい。きみたちは、わたしの「意味」そのものだ。わたしはまだ生きている。でも、いつか、訣れる。

本書は、会社員として30年以上勤めあげ退職した著者が二人の息子に対して語ったメッセージ。

ただし、あまり偉そうにではなく、大上段に構えるでもなく、むしろいくぶん独り言に近い語り口でつづっている。

このような形の書籍では、もう随分前に出版されたキングスレイ・ウォード著「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」が強く印象に残っている。

もう何十年も前に読んだ本だが、その当時は私自身はまだ結婚をしておらず、当然子供もおらず、

むしろ、「息子」の立場でその本を読んだ記憶がある。

あれから数十年が経過し、今や私も3人の子供の父親である。

ただ、父親になってわかったことがある。

それは、キングスレイ・ウォード氏のような偉そうなことはとても言えないということ。

それほど立派な生き方はしていない自分であることは痛いほどわかっている。

それだけに、「会社員の父から息子へ」は、むしろ読んでホッとする内容だ。

「わたしは父親としてほとんどなにもいわなかった。ほとんどなにもできなかった」

これ、多くの父親にとって本音の部分ではないだろうか。

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