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2012年8月 1日 (水)

微分・積分を知らずに経営を語るな/内山力

20224_120163137_s 微分・積分は「地動説」のコペルニクス、「近代哲学の父」デカルト、弁護士兼天才数学者のフェルマー、「リンゴが落ちる」のニュートン、「知的巨人」とよばれたライプニッツといった近代史上の天才たちが、よってたかって世の中で起きている現象を〝易しく〟して、明日を読めるようにしたものです。
 彼らが考えた「明日を読む」方法は、「昨日までを小さく切って(微分)、それを未来へとつなげていく(積分)」という単純なものです。
 本文にも書いていますが、微分・積分を含めた数学の原点は「いかに単純にするか」です。数学は複雑な現象をいかに単純化するかという学問です。
 数学は、どんどん易しくし、そして単純化していくゲームです。したがって数学の頂点ともいえる微分・積分は、数学の中で「もっとも易しい分野」です。

微分・積分と聞いただけで拒否反応を示す人がいると思う。

いや、私自身がそうだ。

しかし、数字的な裏付けがなければ、人に説明するとき、説得力がないというのもまた事実である。

そんなことから本書を読んでみた。

微分とは変化を知る事、だと理解した。

一定の時間の中での距離の変化、距離を時間で微分すると速度になる。

一定の時間の中での速度の変化、速度を時間で微分すると加速度になる

そして、積分とは微分の逆、微妙な変化の結果を知る事。

早くなったり遅くなったりしながら、ある時間を走った時の距離は、速度を積分すれば出る。

つまり、微分・積分の考え方を理解することにより、数字的な根拠をもって未来を予測することができるようになる、ということである。

本書を読んでみて、わかったようなわからないような、というのが率直な感想。

本書のタイトル「微分・積分を知らずに経営を語るな」というのは言い過ぎだとは思うが、

少なくとも、今の経営は単なるカンと経験ではやっていけないほど複雑になってきているというのは確かなことではないだろうか。

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