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2012年9月13日 (木)

P&G式 伝える技術 徹底する力/高田誠

20196_120130285_s 私はP&Gでの仕事において、目的を定義することにどれだけの時間を費やしたかわかりません。プロジェクトはビジネスのニーズから、さまざまな周辺状況をもとに、大体こんなことをやろうという合意で始まります。目的を的確に定めるには、具体性を突き詰めることが大切です。これも、紙とペンによる作業です。自分の考えを書き出していくことで、徐々に目的が具体化されていくのです。
しかし、この作業はそれほど簡単なことではありません。どこに具体性が足りないのか、どう具体化するべきかを考える、論理力をつける訓練です。毎回、しっかり時間をとって取り組み、繰り返し行うことでスキルが身に付きます。
「今、取り組んでいる活動の目的は何ですか?」
「明日の会議の目的は?」
  すぐに書き出せるでしょうか?目的は、自分が思っているより明確でない場合が多いのです。常に目的にこだわり、目的を明確化するために時間を使うことは、ビジネスに確実な価値を生み出します。

P&Gでは現在、全世界で13万人の社員が働く。

そこで徹底されているのは、目的を常に持って業務・事業に取組む姿勢を身につけることだという。

そのために、上司は部下が目的意識を常に持った状態に保てるよう、マネジメントする。

「消費者に素晴らしい生活を提供する」という大きな目的がまず第一にあり、そのために細分化された個々の仕事がある。

そしてその細切れの仕事にもそれぞれ目的がある。

仕事に目的があるのは当たり前であるかのように思えるが、実はそうではない。

目的のない仕事は意外と多い、

と言うより、目的を意識しないでやっている社員は意外と多い。

目的とは「何のために」ということ。

「何のためにこの仕事をやっているのか?」

「何のためにこの会議があるのか?」

この問いに明確に答えられる社員は意外と少ない。

「上司にやれと言われたからやっている」とか、

「やることに決まっているからやっている」とか、

そこには「何故」とか「何のために」がない。

つまり思考停止状態で、ただ機械のように仕事をやっているのである。

価値ある仕事をするためにも、仕事に取りかかる前にちょっと立ち止まり、

「この仕事の目的はなんだろう?」と考えることも必要ではないだろうか。

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