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2012年9月17日 (月)

殴り殺される覚悟で書いた親日宣言/チョ・ヨンナム

516xszmnkel__sl500_aa300_ 私の夢はあのクソいまいましい派なんてものがないところで暮らしたいんです。派から解放されたいってことです。バランスを取ってみてはどうかつてことです。ジャージャー麺ばかりじゃなくてたまにはチャンポンも食べてみようじゃないかってことです。いつまで親米派っていうたったひとつのメニューで満足してなくちゃならないのかってことです。
 親日派、たくさんいますよ。学生が多い街、たとえば新村の裏通りに行けば日本の歌謡曲がガンガン聞こえてきます。でも、日本の歌が大好きな大学生も自分が親日派だなんてことは口が裂けても言えません。殴り殺されるかもしれませんからね。

「殴り殺される覚悟で・・・」とタイトルにあるので、さぞ過激なことが書かれているのかなと思って読んでみたが、内容はそれほどでもない。

それ程日本寄りのことが書かれているわけでもなく、ごくあたりまえの内容である。

むしろ韓国寄りのことが随分書かれているという印象である。

逆に言えば、この程度のことを書くことすらも「殴られる覚悟」がいるほど、韓国内で日本について自由にものを言う雰囲気はないということであろう。

そもそも日本では、日本人のことを好きな外国人のことを「親日家」と言う。

韓国のように「親日派」とは言わない。

そして韓国では「親日派」イコール「売国奴」である。

日本では、ある外国人が親日家かどうかは個人の好みの問題としてとらえる。

だが韓国で親日派とは自身の利権を確保するという明確な目的がまずあり、そのために日本と親しくしたり好意を持ったりする連中という意味。

個人ではなく連中だから「派」なのである。

そしてそのような連中の行為は売国的行為と類義語だということ。

だから著者も述べているように「日本の歌が大好きな大学生も」、もちろん宮崎駿アニメのファンも、自分が親日派だなんてことは口が裂けても言えない。

「殴り殺される」かもしれないから。

おそらく韓国では客観的な事実があっても、それが日本に有利な事実であれば、「殴り殺される覚悟」がないと言えないのであろう。

ちなみに、著者、チョ・ヨンナム氏は、本書をきっかけに韓国では彼の評価は一変し親日派として激しく糾弾されるようになり、芸能活動は事実上休業状態に追い込まれた、という。

だから韓国では、政治家も学者も芸能人もそして一般市民も親日派と言われることを恐れて発言する。

誰でも自分の身がかわいいもの。

日韓の話し合いがうまくいかないはずだ。

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