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2012年9月21日 (金)

使う!論語/渡邊美樹

Photo 位なきを患えず、立つ所以を患う。
 己を知ること莫きを患えず、
 知らるべきをなさんことを求むるなり。

 夢を描き、目標を設定することで、人生を充実させることができるという一点において、私たち人間は平等なのです。大切なのは目標に向かうプロセスの中で、自らを高めることにあるのです。
しかし、足の遅い亀が「どうせ俺は足が遅いから」と歩むのをやめてしまったら、どうなるでしょうか。すべては終わりです。
そうした観点に立てば、敵は自分自身です。私たち人間は人と競争するために生まれたわけではありません。対峙すべきは、夢に対して真剣になりきれない自分。目標から逃げ出そうとする自分。失敗を人のせいにして、言い訳ばかりしている自分。 そんな弱い自分にほかなりません。
人のせいにするのは簡単です。でも、それはちっぽけな人のすることです。
あなたに起こることは、あなたが起こしていることなのです。

本書の著者、渡邉氏は車の中やベッドの横に「論語」を置き、くり返し読んでいる、という。

ぶれない生き方をするためには、原点となる考え方が必要となる。

渡邉氏にとっては「論語」の言葉がそれにあたるようだ。

上記の論語からの引用文、

現代日本語に訳すと、

「地位のないことを悩んだりせず、地位を得るだけの力が不足していることを悩むことだ。また、世間が自分を認めてくれないことを気にかけたりせず、自ら求めなくとも世間に知られるように修養することだ。」となる。

一言で言えば、原因を他に求めるのではなく、自分の中に求めよ、ということ。

人生、思い通りにいかないことがほとんどである。

出世、昇給、あるいは合否、当落などさまざまな場で、自分のことは棚に上げて、他人や環境のせいにする人がいる。

そのときはそれでも良いかもしれない。

しかし、長い目で見たとき、その人はそうすることによって大事なものを失ってしまっている。

それは「自らの成長」である。

人が成長するためには、時には見たくない自分の本当の姿と向き合うことが必要になる。

もし自分に地位がないのなら、それは自分にまだ地位を得るだけの実力がないから。

もし自分のことを誰も理解してくれないのなら、それは自分が周りの人が理解してくれるような行為をしていないから。

見たくないものを見続けるので成長するのである。

時代が変わっても、人間の本質は変わらないものである。

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