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2012年10月24日 (水)

つっこみ力/パオロ・マッツァリーノ

Photo  日本の新聞では、投書する人の住所・氏名・職業・年齢の四点セットが欠かせません。
 「東京都山田太郎会社員三五歳」てな情報が必ず載ってます。日本のみなさんはなんの疑問も抱かず受け入れてますが、これは世界の常識ではありません。海外の新聞や雑誌は、投書した人の名前と居住地しか載せません。「ジョン・スミスニューヨーク」みたいな。もちろん、自己申告があれば、べつですが、たいていは内容に関係のある場合だけです。たとえば、小児科医がこどもの病気に関する投書をする場合とか。

新聞の投書欄に、投書する人の住所・氏名・職業・年齢を載せるのは日本だけだということ。

正直、このことは初めて知った。

おそらくこれ以外にも、日本人が当たり前と思っていることで、世界からみたら非常識なことが多くあるのだろう。

考えてみたら、新聞に自分の意見を投書するにあたり、その人がどんな職業に就いているかなどということは関係ないはずである。

本来、意見交換する場合、その意見の内容が問題となるのであって、その人の肩書きは関係ないはずである。

つまり、欧米人が「どんな意見を述べるか」を重視するのに対し、

日本人は「どんな人が述べているのか」に注目するということであろう。

だから、会社を退職した人が新聞に投書する場合、「無職」とは書かず「元なになに」という肩書きを書く。

「元教師」「元警察官」「元○○社役員」・・・とか、

無意識のうちに自分を権威付けしたいという思いが働いているのではないだろうか。

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