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2012年11月20日 (火)

スウェーデンはなぜ強いのか/北岡孝義

Isbn9784569790220 われわれ日本人が学ぶべきは、スウェーデンの個々の具体的な福祉政策ではなく、福祉政策をうまくワークさせているスウェーデンの国民の制度や政治に対する信頼だ。信頼という無形の社会資本である。そして、その信頼がどのように形成されているかをスウェーデンから学ぶべきだ。
 信頼という無形の社会資本は、スウェーデンにあって日本にないものである。

本書を読んでみて、スウェーデンは本当に不思議な国だと思った。

税金は日本よりはるかに高いのに国民からの反発は少ない。

福祉が行き届けば国民はやる気を起こさないはずなのに、スウェーデンの国民は勤勉であり、労働生産性は日本よりはるかに高い。

そしてH&Mやイケアといった世界的な企業がこの国から生まれている。

スウェーデンは大きな政府と言われているが、米国以上に市場原理主義的だ。

政府は企業のリストラに反対するどころか、リストラを容認している。

スウェーデンを代表する自動車会社ボルボやサーブの破綻に際しても、政府は一切救済しなかった。

つまりスウェーデンは日本とは真逆の国だということ。

だから、スウェーデンのやり方をただ表面的に真似してもうまくはいかないだろう。

ただ一つ、すごくうらやましく感じたことがある。

それは国民が政治を信頼しているということである。

スウェーデンにあって日本にない最も大きなものはこれではないだろうか。

やはり問題は、著者が言うように政治に対する信頼なのだろう。

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