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2012年11月10日 (土)

ゲームばっかりしてなさい。/浜村弘一

07100201_m ネットワークゲームで登校拒否が引き起こされるという論旨を展開した番組もあったが、ボクはその逆の例がたくさんあると思っている。外部の人間との接触が苦手な子供が、ネットワークゲームを通じてさまざまな人とコミュニケーションする。その中で人の暖かさを信じ、やがて自分の心の殻を壊していくことだってできるはずだ。ネットゲームをきちんと理解して、周囲の大人がちゃんと指導してあげれば、その可能性はとても高くなると思う。

本書は、著者とそのひとり息子とが、ゲームを共通のコミュニケーションツールとして過ごしてきた日々を描いている。

多くの親はわが子がオンラインゲームにのめり込む様子をみて非常に不安になる。

いや、これは他人事ではなく、私自身、現在引きこもりになっている次男がネットゲームばかりをしているのを見ると、正直不安になることがある。

一昔前は森教授の「ゲーム脳理論」が話題になったこともある。

今では、その理論は全く根拠のないものとして否定されているが、

そうは言っても、マスコミを通して流れる情報は、オンラインゲームは子供の成長に有害だというものばかり。

プラス面の報道はほとんどない。

しかし、最近私は逆の考えをするようになってきている。

もし、引きこもりの状態で、ネットゲームがなかったらどうなるか?

おそらく、外の世界との接触が完全に絶たれてしまうだろう。

今、子供にとって外界とのパイプは両親とオンラインゲームである。

この関係さえ保っていれば、必ず時がくれば回復のきっかけが掴める。

そう考えている。

その意味で、この本はコミュニケーションツールとしてのゲームという視点で書かれており、特に同じような不安を抱えている親に多くのヒントを与えてくれる本である。

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