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2012年12月23日 (日)

見通す力/池上彰

Photo 「見通す力」は、占いのようなものではありません。
 誰にでも手に入る情報をいくつも集め、その中から信頼できるものを選んでいく過程で、次第に身につく力です。
 将来を見通していく作業は、いってみれば、おいしい料理のつくり方に似ています。
何をつくるか決めた後、普通は食材を、特別な店ではなく、近くのスーパーマーケットやコンビニなどで買いますよね。そのとき、店頭に並んだ食材の中から、新鮮で傷みの少ないものを選ぶはずです。選んだ食材は、つくる料理に合わせて適当な大きさに切り、食材の味を引き出すように煮たり妙めたり、調味料を使ったりします。できた料理は、おいしそうに見える皿に盛りつけて、完成です。
 一方、将来を見通すための作業は、次のような流れからなっています。

見通すテーマを決める→情報を集める→情報を選別する→仮説を立てる→仮説を検証する→仮説が間違っていた場合、もう一度仮説を立て直す→その仮説を検証する

池上氏は、先日の衆議院選の特番でキャスターをつとめていたが、他のキャスターの報道とは一味違っており非常に興味深かった。

視聴者がふと疑問に思う事柄をわかりやすく解説していて、改めて、分かっているつもりになっていることがあまりにも多いことに気づかされた。

いつも思うのが、あのような深い知識をどのようにして得ているのだろうということである。

本書は、池上氏が普段どのように情報に接し、それを自分のものにしているのかを述べている。

将来を見通すというと、何か特別な情報源があるように考えてしまいがちだが、

池上氏の場合、そのようなものはないということ。

新聞、雑誌、書籍という、誰もが接することのできる情報を基に、それを整理し、仮説を立て、将来を見通す、ということ。

つまり昔から確立されているスタンダードなやり方を徹底してやっているということである。

逆に言えば、誰もが真似できそうな基本的なことを徹底してやっいるところに、非凡さがあるのだろう。

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