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2013年1月12日 (土)

財務省のマインドコントロール/江田憲司

9784344021587 政治家にとって、予算査定権より恐ろしい「財務省の権力の源泉」、それは「国税の査察権」です。政治家はすねに傷を持っている人が多く、表向きは絶対に認めないにしても、税の査察権には隠然たる影響力があります。私も「大蔵改革」を進めている時に、国税の査察におびえてコロッと寝返る政治家の姿を見せつけられたものです。
ですから、財務省にとって 国税査察権を財務省から分離・独立させるようなことは絶対に許せません。

日本人は財務省にマインドコントロールされている。

これが江田氏の主張である。

財務省は国の借金がもうすぐ1000兆円に達する、このままいけばギリシャのように破綻する、という。

でも、そんなことを言っていたら、世界のトヨタであっても19兆円の負債があるのだから危ないということになってしまう。

そうならないのは、同時に30兆円の資産があるから。

つまり、現状を客観的に見るためには、バランスシートの右側(貸方)だけをみるのでなく、左側(借方)も見る必要がある、と。

江田氏はこれ以外にも様々な数字を上げて主張しているが、それなりの説得力をもっている。

問題はこのような数字が財務省や政治家、マスコミからもほんとど出てこないということ。

財務省が流す一方的なデータばかりが世の中に出回っている。

専門知識のない国民はそれをそのまま信じてしまっている。

だから、これが財務省のマインドコントロールだと。

でも、どうしてこうも政治家は財務省の言いなりになってしまうのか。

その一つの原因は江田氏がいうように「国税査察権」かもしれない。

世の権力者は、ほぼ例外なくスネにキズをもっている。

清廉潔白な政治家など、そうはいないものである。

そうである以上、財務省から「国税査察権」を取り上げない限り、財務省のマインドコントロールは続くのでないだろうか。

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