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2013年3月17日 (日)

勝負哲学/岡田武史、羽生善治

Photo あと一歩に手をぬかない、細部をおろそかにしないチームは必ず強いチームです。そういうチームには「隙がない」からです。
 私はACミランやユベントス、マンチェスターといった強豪チームの練習にもたくさん参加してきましたが、強いチームは練習の空気からして違っています。ワイワイとにぎやかで冗談もいうし、笑顔も絶えないけど、練習それ自体の雰囲気はとても引き締まったものなのです。ちょっとでもいい加減なプレーをすると仲間から批判の声が噴出する。そういう明るい緊張感みたいなものがあるんです。要するに、隙がない、隙をみせない。どこの国でも、優勝するのはそうしたチームです。
 練習だけじゃなく、ロッカールームなんかを見ても、そのチームがどんなチームであるかがわかります。強いチームはロッカールームもちゃんと整理整頓されていて隙がありません。

「神は細部に宿る」という言葉があるが、ここではまさにこのことを言っている。

「細部をおろそかにしないチームは必ず強いチーム」

「強いチームはロッカールームもちゃんと整理整頓されていて隙がない」

一見、整理整頓と勝敗とは関係ないように思えるが、実はそうではない。

確かに、考えてみたら、勝敗を左右するのは細部ではないだろうか。

サッカーでも、局面での一つ一つの判断の良否が勝敗を決める。

「あと一歩が足りなかった」とか

「あの時、あのスペースにパスを出していたら」とか

「あの場面ではパスではなくドリブルだろう」とか

結局、試合後に反省としてあげられるのは細部である。

そして強いチームは、その細部をおろそかにしない。

徹底して細部にこだわる。

細部においても隙をみせない、これが強いチーム。

逆に、弱いチームは細部だからということでおろそかにする。

その僅かな差が勝敗を決める。

それがロッカールームの整理整頓という形にもあらわれるのであろう。

そして、これはサッカーのチームだけなく、多くの組織に当てはまる。

私がかかわっている中小企業をみても、整理整頓や挨拶がキチンとできている企業は業績がよいものだ。

強い組織なのか弱い組織なのか、それはちょっとしたことの違いなのではないだろうか。

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