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2013年3月30日 (土)

もーイヤだ、こんな会社辞めてやる!/山崎修

510bafzg19l_ss500__3  「自分の仕事がつまらない」と言っている人の話をよく聞いてみると、「自分の仕事だ」という実感が乏しい様子がうかがえます。他人ごとで、愛着が持てずにいるから、大事にできないのです。
 それでは、「自分の仕事」と思うためには、何が必要でしょうか? 私は、「わずかでもいいから自己表現が入っていること」だと考えています。
 書類をコピーして綴じる、という仕事でも、コピー機のガラスをきれいに掃除して、鮮明に写るように気配りをし、ピタッとそろえて同じ位置できちんと綴じる。 そして原稿は元の状態に戻して返す。
 これらのことがよどみなくできれば、「お茶くみ、コピー取り」とバカにされる仕事でも、「日本一のコピー取り」と自負していくことができます。
 書類をパソコンで作成する仕事でも、文字遣い、レイアウト、書体の大きさと使い分けにきちんと気を配れば、「キミの作った書類は、いつも読みやすいね。今度、ぼくのも頼むよ」と評価されることでしょう。

新卒社員の3割が3年以内に辞めるという。

理由は「自分の考えている仕事ではなかった」「仕事が面白くない」「この会社では将来が見えない」等、様々。

そもそも最初から何もわからない新人に、大事な仕事をやらせるわけがない。

新人に最初に回ってくるのは、雑用や補助的な仕事である。

今の時期であれば、お花見の場所取りなんかをやらせる会社もある。

しかし、だからといって、せっかく苦労して就職したのに、すぐに見切りをつけてしまうのはあまりにモッタイナイ。

では何が問題なのだろう。

著者は、大事なことは「得意技」と「等身大」であると述べている。

たとえば、同じ職場でも、つまらなさそうに仕事をしている人がいる一方で、楽しんで仕事をしている人がいる。

その人たちを観察してみると、仕事で無理をすることが少なく、小さくても自分の得意なことを生かしている。

つまり、「得意技」を持っている。

但し、「得意技」といった場合、なにか大それたことを考えがちだが、それではうまくいかないことが多い。

それだと、仕事に自分を合わせようとして背伸びをしたり、無理に身をかがめようとしなければならない。

そこに無理があるので続かない。

無理なく続ける為には、仕事が身の丈に合っていることが重要。

つまり「等身大」であるということ。

そのためにはまず、目の前の仕事に自分なりの一工夫を加え、それによって「自己表現」すること。

「自己表現」というと、オリジナリティのことだと思っている人がいるが、そうではない。

「自分がこの仕事を全力でやったら、どういうものになるか」が自己表現であり、妙なオリジナリティは「自己顕示欲」の表れでしかない。

そうなると、自己表現のできない仕事はほとんど存在しなくなるのではないだろうか。

要は、面白い仕事を求めるのではなく、工夫して目の前の仕事を面白くすることである。

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