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2013年4月30日 (火)

弾言/小飼弾

Photo  どうやって知識を見つけ、自分のものにしていくかを完全に一般化できた人はいないでしょう。しかし、こうすればいいということは言えなくても、こうすればダメになるという具体例は挙げられます。
 まず、「テレビを見るな」ということです。負け組の定義は「テレビを消せない人」。これは弾言してしまいましょう。
 厳密には、「テレビをだらだら見るな」ですね。情報に対して受け身であることは、絶対にダメ。テレビ番組の都合を、発信者のペースで、そしてあなたの時間を消費して受け取る仕組みになっています。「タダより高いものはない」という言葉がこれほど当てはまるものは現代社会において他にありません。

ここで著者は、テレビを見ることを否定しているのではない。

問題にしているのは情報に対する姿勢である。

今、情報は世の中にあふれている。

テレビもそうだし、インターネットもそうだろう。

わからないことがあれば、グーグルの検索エンジンにかければだいたいのこは分かる。

別の言葉で言えば、情報の垂れ流し状態である。

放っておいても情報は入ってくる。

ただ、その情報は厳選された情報ではない。

しかも断片的な情報である。

その結果、どうなるか?

わかったつもりになる。

これが一番怖い。

情報であれ知識であれ、体系化されたものでなければ実際の場面では使えない。

ではそのようなものをどのくらい持っているのだろうか。

おそらくわずかである。

哲学者ソクラテスは「無知の知」と言った。

自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い、という意味である。

まずこの事実を知ることが第一ではないだろうか。

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