ウケる!トーク術/田中イデア
相手をトークで笑わせたいと思っているときに、「面白い話があった!」という出だしは、非常に危険です!「面白い」基準というのは、人によって違いますよね? 自分が面白いと思うことが、必ずしも他人にとって面白いこととは限りません。最初にこの言葉を付けてしまうと、笑いのハードルがかなり上がってしまい、だれもが大爆笑するような話じゃないと、笑いを取ることはできないでしょう。 この出だしだと、そこそこ面白い程度では、「そんなに面白くない」という印象になってしまいます。聞き手を過度に期待させてはいけないのです!
何か面白い話があって相手にそのことを伝えたいとき、
つい「実は面白い話があったんだけど」と言ってしまいがち。
しかし、笑いのプロである著者によると、それは笑いのハードルを上げる言葉だということ。
確かに考えてみたら確かにそうだ。
相手を笑わそうとするとき「面白い話がある」とわざわざ断って話すことはない。
前置きなしに面白い話をした方がはるかに効果的であろう。
また他の箇所で「一般的におかしなことを言うときは、真顔で話すのが基本」だとも著者は述べている。
これなども素人は逆のことをやっていることが多い。
どんな世界でもそうなのだか、プロとアマの違いはこんな些細なところにあらわれるのであろう。
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