稼ぐ「デザイン力!」/大口二郎
デザインは「設計」という意味です。たとえば「ライフデザイン」と言えば「人生設計」となります。このようにデザインには「計画を立てる」という意味もあります。
対してスタイリングは純粋に色や形、柄などの意匠の意味です。この二つの言葉はよく混同されて使われますし、デザイナー自身も混同して使っています。
デザインとスタイリング、厳密に言うと意味が違うという。
おそらく多くの人は混同して理解しているのではないだろうか。
いや、私自身も区別して使っていなかった。
デザインの意味は「設計」だということは、小手先のものではないということ。
だからデザインを考える上で大事な事は、そのコンセプト。
コンセプトを形にしたものがデザイン。
確かにアップルの商品であるiPadやiPhoneのデザインからは、アップルの「シンプル・イズ・ベスト」というコンセプトが見える。
企業は、デザインを通して企業のブランドを伝えている。
デザインを通して、企業の強みを色や形で表している。
企業の強みを商品のデザインで表現することで、ユーザーに「この商品にはこんな価値があります」「こんな人に使ってほしいのです」と伝える。
つまり、デザインとはユーザーと企業とのコミュニケーションのための道具であるとも言える。
そう考えると、デザインとは何と奥の深いものであろうか。
取り組む価値は充分にありそうだ。
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