« 人生を成功に導く質問力/谷原誠 | トップページ | 対中戦略/近藤大介 »

2013年6月12日 (水)

パール判事の日本無罪論/田中正明

Photo  「一九五〇年のイギリスの国際事情調査局の発表によると、東京裁判は結論だけで、理由も証拠もないと書いてある。ニュルンベルグにおいては、裁判が終わって三カ月目に裁判の全貌を明らかにし、判決理由書とその内容を発表した。しかるに東京裁判は判決が終わって四年になるのに、その発表がない。他の判事は全部有罪と決定し、わたくし一人は無罪と判定した。わたくしはその無罪の理由と証拠を微細に説明した。しかるに他の判事らは、有罪の理由も証拠もなんら明確にしていないのである。おそらく明確にできないのではないか。だから東京裁判の判決の全文はいまだに発表されていない。これでは感情によって裁いたといわれてもなんら抗弁できまい。要するに彼らは、日本が侵略戦争を行なったということを、歴史にとどめることによって、自己のアジア侵略の正当性を誇示すると同時に、日本の過去十八年間のいっさ いを罪悪であると烙印することが目的であったにちがいない。東京裁判の全貌が明らかにされぬ以上、後世の史家はいずれが真なりや迷うであろう。歴史を明確にするときがきた。そのためには東京裁判の全貌が明らかにされなくてはならぬ。……これが諸君の子孫に負うところの義務である」

これはパール判事が1952年、広島弁護士会において演説した内容。

ここでパール判事は東京裁判は結論だけで何の根拠もないと語っている。

戦勝国が敗戦国を一方的に根拠もなく、見せしめのために裁いた裁判であった、と。

パール判事は彼らは全員無罪である、と主張する。

もし、日本のやったことが犯罪とされるなら、西欧諸国が当時東半球の諸領土において所有している権益は、すべて武力をもって、暴力的侵略行為によって獲得されたものであり、これらの緒戦争のうち、正当な戦争とみなされるべき判断の基準に合致するものは、おそらく一つもない、と。

国際法に拠らず、事後法によって行われた東京裁判を戦勝国による、リンチと何ら変わらない復讐と言っている。

パール判事は、日本に同情して無罪を主張したのではなく、あくまで法の精神に則って、真実を真実と認め、これに対する正しき法を適用したにすぎない。

特にここで有罪とされたA級裁判の問題はいまだに引きずっており、様々な問題の火種となっている。

歴史をきちんと検証しなかったことのつけが回ってきているといってもよいだろう。

« 人生を成功に導く質問力/谷原誠 | トップページ | 対中戦略/近藤大介 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: パール判事の日本無罪論/田中正明:

« 人生を成功に導く質問力/谷原誠 | トップページ | 対中戦略/近藤大介 »