変な人の書いた世の中のしくみ/斎藤一人
普通の人は、「過去は変えられないけど、未来は変えられる」って言うんです。でも私は、「過去は変えられるけど、未来は変えられない」って言うの。
なぜかっていうと、今日、不幸な人は明日も不幸なの。明後日もその次も不幸なの。だって不幸を探すから。それで、しあわせになるためにはどうするかっていうと、自分の過去を振り返って、「~だから不幸だった」を「~だからよかった」に変えるんです。「~があったからこそ、今のしあわせがある」って。
全国高額納税者番付トップ10の常連である斎藤氏。
本書はこの著者の人生論のようなもの。
特にしあわせについて、何度も繰り返し述べている。
「しあわせになるのは権利ではなく義務」
「条件つきのしあわせはダメ」
「人がしあわせになるというのは、しあわせになるという意志」
・・・等々。
著者はしあわせとは考え方の問題だと述べている。
だから、過去あった事実は変えられないが、過去の意味は変えることができる。
過去の意味を変えることができれば、現在の自分がしあわせだと感じることができる。
今の自分がしあわせだと感じるならば、人をしあわせにすることができる。
これが大事なんだ、と。
単純だが、つい忘れてしまいがちな視点である。
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