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2013年7月24日 (水)

プロの課題設定力/清水久三子

Photo  「変化が予測不能な時代」は、現在も続いています。この時代は、「どうすればいいか」を判断することが難しい。それに、ビジネスや組織は巨大化し、複雑化し、さらにスピードが求められるようになってきているので、経営者がすべてを判断して、決定することが不可能になってきています。
 だから、現場レベルにも、課題設定力が求められるようになってきたのです。

課題設定とは「現状」と「あるべき姿」を正確に把握し、「現状」を「あるべき姿」になることを阻む優先順位の高い「問題」を見極め、「現状」を「あるべき姿」に近づける方法を考えること。

このようなスキル、一昔前は経営者が持っていればそれでよかった。

かつて、ビジネスの現場における役割分担は単純かつ明確だった。

会社が利益を出すための目標設定をするのは経営者の役割。

設定された目標を達成するため、実行手段を模索して設定するのは中間管理職の役割。

さらに決められた実行手段を駆使して、設定された目標を達成するために実際に動くのが現場層の役割、と。

つまり経営者がWhatを考え、中間管理職がHowを考え、現場がDo、つまり実行し、中間管理職がCheckする。

ところが、今は現場が一人でWhat、How、Do、Checkのサイクルを回すことが求められるようになった。

つまり、「変化が予測不能な時代」は経営者の判断を待っていたのではスピードが遅すぎる。

チャンスを逃してしまう。

顧客と接している現場が自分で課題設定し、仮説、検証を繰り返しながら課題を解決していくことによって初めて変化対応が可能になる、ということである。

しかし、本書で求められているスキルはかなり高度なもの。

このレベルのスキルを持っている社員は何パーセント位いるのだろう。

特に私が普段接している中小企業の社員に至っては皆無に近い。

大変な時代になってきたものだ。

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