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2013年7月13日 (土)

とてつもない日本/麻生太郎

Photo  ――自分は技術屋のトップだが、最初の現場説明の際、集合時間の八時少し前に行ったところ、日本から派遣された技術者はすでに全員作業服を着て並んでいた。我々インドの技術者は、全員揃うのにそれから十分以上かかった。日本の技術者は誰一人文句も言わず、きちんと立っていた。自分が全員揃ったと報告すると、「八時集合ということは八時から作業ができるようにするのが当たり前だ」といわれた。(中略)
 我々がこのプロジェクトを通じて日本から得たものは、資金援助や技術援助だけではない。むしろ最も影響を受けたのは、働くことについての価値観、労働の美徳だ。労働に関する自分たちの価値観が根底から覆された。日本の文化そのものが最大のプレゼントだった。今インドではこの地下鉄を「ベスト・アンバサダー(最高の大使)」と呼んでいる――。

上記抜き書きは、麻生氏がインドで日本のODAをつかって建設された地下鉄視察をしたとき、日本の技術者たちとともに働いたインド人技術者のリーダーから聞いた話し。

彼によると日本人から一番影響を受けたのは、働くことに対する価値観と働く姿勢だという。

日本人にとって、集合時間が8時であれば、その10分前くらいには現地に行くのは当たり前のこと。

しかし、インド人にとってはそれはすごいことだという。

この話しを読んで考えさせられたのは、まだまだ日本人が自覚していない日本人の良いところが多くあるのではないかということ。

日本は敗戦後は一度も戦争をすることなく平和と安定を維持し、数十年に及ぶ努力の結果、世界史上でも希に見る経済的繁栄を実現した。

これなどもっと評価されても良いだろう。

にもかかわらず、新聞を開けば、やれ格差社会だ、少子化だ、教育崩壊だと大騒ぎ。

テレビをつければ凄惨な殺人事件ばかりが報じられている。

新聞やテレビを見ていると、日本にはもう明日がないような気がしてくる。

でも、日本は本当にそんなに駄目な国なのだろうか。

日本人はもっと日本という国に誇りを持って良いのではないだろうか。

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