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2013年7月14日 (日)

心ののぞき方/山崎世美子

Photo  山道に置き去りにされた浮気亭主は四時間かけてスリッパ姿で山を下り、民家から奥さんに電話で助けを求めました。
「許してください、もう絶対に浮気はしない!」とあやまる彼に、奥さんはスパッと「離婚しましょう」と宣言。
「本当にスッキリしました」と晴れ晴れした顔で語る彼女を見て、おとなしそうなこの人のどこにそんなエネルギーがひそんでいたのかと、あらためて女のすごさを感じたものです。「最初から離婚するつもりなら、何もここまでやらなくても……」と思うのは男の感覚。
 夫には何人もの女と浮気され、しかも自分の子供まで邪険にされ、彼女の「女としてのプライド」「母としてのプライド」はズタズタにされたのです。
 傷ついたプライドを回復するには、これくらいの復讐は当然と考えるのが女心というもの。気持ちはエスカレートし、「自分のプライドが傷つけられたのだから、何をしてもいい」とまで思い込むのです。

女こそプライドの生き物、男にプライドを傷つけられたときの女ほど、恐ろしいものはない、というのが、探偵として2万人以上の女性と接してきた著者の実感だという。

男と女とはプライドのもちかたが違う。

男は、女にプライドを傷つけられてもそれほど逆上しない。

なぜなら、男のプライドは、「社会」に対して向けられているものだから。

たとえば、会社から不本意な形でリストラされたり、派閥抗争で追い落とされたり、自分の力が認められなかったりすると、男はプライドをかけて立ち上がる。

いわゆる〝男のメンツ〟というやつ。

社会に対しての責任感も強い。

一方、女は世間や会社から自分がどう見られようと、それほど気にしない。

だから、女のプライドを傷つけることほど怖いことはない。

ひとたび男から女としてのプライドを傷つけられると、女の復讐心は一気に燃え上がる。

歯止めが効かなくなり、残酷さを発揮する。

これが男と女の違いだという。

それにしても本書に記されている様々なエピソード。

「女は怖い」というのが実感だ。

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