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2013年7月 3日 (水)

MAKERS/クリス・アンダーソン

Makers  では、メイカームーブメントとは正確にはなにを指しているのだろう? それには、伝統工芸からハイテク電子機器まで、さまざまなもの作りの活動が含まれるが、大半は昔から存在しているものだ。しかし、少なくとも本書でいう「メイカーズ」には、これまでとは違う点がある。まず、メイカーズはデジタルツールを利用して画面上でデザインし、デスクトップの工作機械でもの作りを行う。次に、ウェブ世代のメイカーズは当たり前に自分の作品をオンラインでシェアする。もの作りのプロセスにウェブ文化とのコラボレーションを持ち込むことで、メイカーズは、これまでのDIYには見られなかったほどの大きな規模で、一緒になってなにかを作り上げている。

今モノ作りの世界で革命が起きている。

その火付け役は3Dプリンター。

21世紀の製造業は、アイデアとラップトップさえあれば誰もが自宅で始められる。
これからは、デザインをいよいよ製品化するときには、大企業に頼み込んで自分の特許をライセンスしてもらう必要はない。

自分で製品を作れるからだ。

また、デジタルなデザインファイルならロボットが製造できるため、設備費用を9割以上も節約できる。

これは特に先進国にとって朗報である。

これまでメーカーは大量の安い人件費を求めて、製造の拠点を中国に置いていた。

しかし、もし少ない人数で同じ量もしくはより多くの仕事ができるなら、人は少ない方が合理的だ。

いまでは、発明や斬新なデザインを思いついたら、3Dプリンタのような高機能の卓上デジタル工作機器を使って、自分で作ることもできる。

未来の起業家や発明家は、アイデアを製品にしてもらうために、大企業のお情けを乞う必要はない。

いまや、モノはスクリーン上でデザインされ、デジタルファイルとしてオンライン上でシェアされる。

これまで工場で行われてきたことが、個人のデスクトップや工房でも行われるようになりつつある。

ウェブの世界で起こったツールの民主化が、モノ作りの世界でも始まった。

メイカーズの革命が、世界の産業構造を変えようとしている。

今は3Dプリンターは高額だが、やがては、今のレーザープリンターやインクジェットプリンターのように汎用化されるであろう。

そうなったら、これまでとは全く違ったモノ作りの世界が訪れるのではないだろうか。

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