« 国民の教養/三橋貴明 | トップページ | 野村監督に教わったこと/山崎武司 »

2013年7月20日 (土)

自分のアタマで考えよう/ちきりん

Photo  CNNがパニック映像を興奮気味に放映し、NHKが日本企業に所属する日本人正社員名を読み上げ続けている間、BBCでは早々にテロの背景分析を行なう討論番組がはじまっていました。(中略)
 これはちきりんには大きな衝撃でした。イギリス人がBBCしか見ず、アメリカ人がCNNしか見ず、日本人がNHKしか見ないのであれば、それぞれの国の人に世界はまったく異なって見えるのだろうと思えたからです。私たちはひとつの大事件を目にして、こんなにも違う世界を見ているのだと感覚的に理解できたことは、そのときの私には、テロ事件と同じくらい衝撃的なことでした。

ここで著者は、ニューヨークで9・11テロが起こった時、各国のテレビ局の伝え方が全くちがっていたことを述べている。

まずCNNは、現場の混乱の様子をリアルに伝えていた。

ものすごい量の埃と突風が吹き荒れる路上で「オー・マイ・ゴッド」と叫び続けるニューヨーカーたち。

「逃げろ!」「また来た!」「ビルが倒れるぞ!」などの怒声、悲鳴、叫び声。

CNNはパニックになった街の様子を延々と映し出していた。

悲痛な臨場感に溢れる映像の連続で、CNNを見ていると現地の混乱した様子が手にとるように伝わってきた。

一方、BBCではテロの背景分析を行なう討論番組がはじまっていた。

丸テーブルを囲んで、アラブ政治や国際関係に詳しい専門家や、アルカイダを含めた中東のテロ組織に詳しいジャーナリスト達が議論を始めていた。

では、そのころNHKはなにを報道していたでのか?

NHKがひたすら報道していたのは、飛行機が激突し崩壊したワールドトレードセンターにオフィスを構えていた日本の金融機関の社員名。

つまり、同じ9・11という事件が起こっても、国によって、また、放送局によって伝え方は全く異なっていたということ。

中でも日本の放送局の報道の姿勢には違和感を感じる。

事件のことをリアルに伝えるでもなく、客観的に背景分析をするでもなく、ただただ自国の国民の安否情報を伝える。

確かに、9・11に限らず、海外で事件や事故が起こったとき、日本の放送局は全体の被害者の人数を伝えた後、「その中に日本人は・・・・・・」というフレーズが必ず入る。

この報道機関のレベルがそのまま国民のレベルを表しているとしたら、ガックリしてしまう。

« 国民の教養/三橋貴明 | トップページ | 野村監督に教わったこと/山崎武司 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 自分のアタマで考えよう/ちきりん:

« 国民の教養/三橋貴明 | トップページ | 野村監督に教わったこと/山崎武司 »