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2013年8月23日 (金)

日中韓2000年の真実/拳骨拓史

Photo  毎年騒がれる首相や閣僚による靖国神社参拝問題も、中国の内政干渉を呼び込んだのは朝日新聞のご注進からであった。
 朝日新聞は、昭和六〇年八月に中曽根康弘首相(当時)の靖国神社公式参拝を、「中国が厳しい視線で凝視している」と書いた。
 中国の『人民日報』はこれに呼応し、中曽根首相を批判し、八月十四日にいたっては、中国外務省スポークスマンが「アジア各国人民の感情を傷つける」と、公式に「中曽根首相の公式参拝」に反対し、日本への内政干渉を開始した。これが靖国神社参拝が問題化するきっかけである。
 結局のところ、われわれが「日中問題」「日韓問題」だと認識しているそのほとんどが、じつは反日日本人による政治活動に端を発した「日日問題」なのである。

最近、日中、日韓の関係がこじれてしまっているが、ネックになっているのは歴史問題である。

では、そもそもどうして靖国や従軍慰安婦が歴史問題としてクローズアップされるに至ったのか。

それを振り返ってみると、きっかけは、反日日本人による政治活動に端を発した「日日問題」だった、と著者は述べている。

ひところ、左寄りであることが知識人だと思われていた時代があった。

オピニオンと言われる新聞の代表格は朝日新聞、雑誌は朝日ジャーナル。

知識人はほとんど反日であり反米だった。

例えば、従軍慰安婦が問題になったのは、1983年に出版された、吉田清治の『私の戦争犯罪―朝鮮人強制連行』から。

その著書の中で、吉田は、慰安婦205名を調達するため、韓国済州島で強制連行したと証言した。

これは初めての「加害者による証言」だと韓国で大々的に報道されたのだが、調査したところ〝事実無根〟であることがわかった。

後に調査したところ、吉田は「人権屋に利用された私が悪かった」と反省の弁?を述べたという。

しかしこれが、日韓ともに大きな傷跡を残して現在に至っている。

つまり今の日中、日韓問題の多くは、反日日本人による日日問題だと言って良い。

もちろんその主張が歴史の事実に基づいているのではあればよいのだが、ある偏った思想によって捏造されたものであれば問題だ。

日本人は近代史に疎い。

高校の日本史の授業でも近代史はほとんど学ばない。

間違った歴史認識に対する理論的武装ができていない。

改めて歴史教育の重要性を再認識させられた。

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