« アメリカが畏怖した日本/渡部昇一 | トップページ | 習近平と中国の終焉/富坂聰 »

2013年10月31日 (木)

大研究!中国共産党/沈才彬

Photo  1978年、鄧小平が日本を訪問した際、社長だった松下幸之助とトップ会談をしている。この席で、松下は鄧からの直接要請を受け、中国に積極的に進出していった。パナソニックと社名を変えた今も、松下は中国において最大の日本企業の1つである。にもかかわらず、青島にあるパナソニックグループの工場は破壊された。
 パナソニックグループが狙われた背景には、政治的な意味がある。
 総理大臣だった野田佳彦や、漁船衝突事件の際に国土交通大臣だった前原誠司、尖閣諸島国有化の際に外務大臣だった玄葉光一郎らの政治家は、中国では対中強硬派として知られている。この3人に共通するのは松下政経塾出身者ということだ。松下政経塾に資金提供したのは松下幸之助であり、このことが関連づけられて破壊の標的となったと見られている。

本書の著者は中国人である。

それだけに、中国人がどのように、中国共産党や日中問題等を捉えているかを知るには最適の本である。

例えば昨年起きた反日デモ。

中国に進出した多くの日本企業がその標的になり、その数は約500カ所に及んだ。

その時の様子を写した映像は衝撃的なものだった。

中でも違和感を感じたのは、青島にあるパナソニックグループの工場が破壊されたこと。

鄧小平から請われて松下幸之助が中国に工場を作ったのに、その恩を仇で返すような行為である。

背景には、総理大臣だった野田佳彦や、前原誠司、玄葉光一郎らが松下政経塾出身だったからということだが、こんなこと単なるこじつけとしか思えない。

しかし、これが日本人と中国人とのメンタルの違いなのであろう。

お隣の国で今後も関わらないわけにはいかないのであれば、このような中国人の考え方、思考回路を充分に理解した上で、上手につきあう必要があるのではないだろうか。

« アメリカが畏怖した日本/渡部昇一 | トップページ | 習近平と中国の終焉/富坂聰 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大研究!中国共産党/沈才彬:

« アメリカが畏怖した日本/渡部昇一 | トップページ | 習近平と中国の終焉/富坂聰 »