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2013年10月19日 (土)

食いっぱぐれない「働き方」のテクニック/金子哲雄

Photo 「どうして金子哲雄が、ゴールデンタイムのテレビ番組に出てるんだ?」
「テレビ局のディレクターが、金子哲雄を使う理由がわからない」
「金子哲雄、ウザイ」
 最近、テレビやラジオに出演するたびに、必ずと言っていいほど、ツイッターやインターネットの掲示板がザワつきます。
 男前でもなければ、滑舌がよいわけでもない。滑舌に関しては正直、悪いです。指摘されるまでもなく、わかっています。さらに、前述のように私のことをよく思っていない視聴者も少なくありません。
 それでもテレビやラジオのディレクターは、私を起用してくれます。さらに出版社や新聞社からも、頻繁に声がかかります。
 なぜか……?
 答えは単純です。それは「使いやすいから」です。

1年前に逝去した金子氏の著書。

どうして彼は多くのテレビに出演する売れっ子になったのか?

その答えは「使いやすさ」だという。

たとえば、深夜11時に始まるニュース番組にコメント出演を頼まれたとする。

11時にオンエアされるニュース番組は、コメント撮りが6時台。

オンエアまでは少ししか時間がない。

そんな時「こんなことまで知っているんだぞ」という知識を並べたて、1時間も自論を展開してしまう評論家や専門家がいる。

しかし、番組で使うのはたったの数秒。

となると、1時間も自論を展開されたところで作り手からすると迷惑なだけ。

かえって編集に時間が取られてしまう。

しかも、ディレクターがほしいコメントは、最初から決まっている。

だとしたら、最初からディレクターに「どんなコメントが、何秒で欲しいですか?」と聞いて、ディレクターが望むコメントをきっちり時間内にまとめることが重要。

すると、そのコメントはディレクターが編集する必要のないコメント、業界用語で言う「撮って出し」になる。

取材時間は短い、編集は不要、さらに作り手の意図を汲んだコメント。

時間に追われるディレクターにとっては、これ以上にラクなことはない。

こうなると、金子は「使いやすい」となる。

そして次も使ってもらえる。

つまり見た目や話し方よりも、的外れなことを言わない人であることが、ディレクターにとっては「使いやすい人」=「よいコメンテーター」

このようにして彼は仕事を増やしていったという。

お客様のニーズ、世の中のニーズは何かということを考えていけば、必ずそこにビジネスチャンスがあるということであろう。

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