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2013年11月 3日 (日)

悪韓論/室谷克実

Photo 韓国語を知らない日本人でも、ソウルの町工場・修理工場を何軒か回れば、嫌でも覚えてしまう韓国語が二つある。
 一つは「ヒドゥロヨ」。本来は「力が入る」の意味だが、生産・作業現場では「やっかいだ」「面倒くさい」といった感じで使われる。
 もう一つは、韓国通の間では既に有名な「ケンチャナヨ」だ。様々な意味を持つ言葉だが、生産・作業現場では専ら不正確さを容認する言葉として使われる。
「構わんさ」「いいじゃないか」「これで良かろうよ」といった感じだ。時には、違法・不正を容認する意味にもなる。
「ヒドゥロヨ」と「ケンチャナヨ」が頻繁に聞かれるのは、生産現場や修理工場に限ることではないが…。

日本は職人を尊敬する文化があるが、韓国は職人を蔑視する風潮があると著者は述べる。

韓国では生産現場で汗を流す人々は、どこまでも冷遇されている。

彼ら自身、自分がしている仕事に誇りを持っていない。

いや、誇りを持てなくするような、李王朝以来の勤労観が、いまも韓国社会を支配している。

異様なまでの学歴崇拝と、職種に対する強烈な貴賤意識が形づくる現代韓国の事実上の身分制度は、それ自体が「差別の文化」と言える。

額に汗する仕事そのものを蔑視し、そうした仕事をする人を露骨に軽蔑し、そして、そうした仕事に携わる人自身も、自分の職業に何らの誇りも持っていない。

彼らが作る半製品、部品が精度に欠けるのは、当然の帰結なのであろう、

と、このようなことを著者は述べている。

日本の強みは、精度の高い部品を作る中小企業が多く存在するということ。

おそらく、この部分は韓国と圧倒的に差別化できるところなのであろう。

なぜなら、これはスキルの問題ではなく、文化・風土の問題だから。

単なるスキルの問題であれば、努力次第で追いつかれるのだが、その土台の部分となるとそう簡単にはいかない。

逆に言えば、日本はこの強みをもっと生かす戦略をとるべきなのであろう。

また、これらをことを知るにつけ、日韓が同じ価値観を共有することは極めて難しいと思ってしまった。

今の日韓関係がそのことを象徴しているような気がする

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