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2013年12月29日 (日)

商売で大事なことは全部セブン-イレブンで学んだ/岩本浩治

Photo セブン‐イレブンの強さの秘密は、決算諸表を分析したって分かりません。
 セブン‐イレブンのすごさの発見は、個店をいくら見学したってできません。
 それは、1品1品の商品に対する対応の仕方の中に隠れているからです。
 それは、彼らの発注スタンス、品揃えに対する考え方、発注数量を導く手順のみならず、商品管理全般に関する理念、習慣、思考回路の中に宿っているからです。

セブン‐イレブンの強さの秘訣は単品管理にある。

「単品管理」はトヨタの「カイゼン」と同様にセブン‐イレブンを象徴する言葉。

単品管理の原型は、1960年代にアメリカから持ち込まれたユニットコントロールという概念にある。

ユニットコントロールとは商品(在庫)を数量で管理すること。

「商品は金額で管理したってうまくいかない。1品ずつ、数量で管理していくしかない」という教え。

しかし、それから30年、現在のセブン‐イレブンの単品管理にユニットコントロールの面影はほとんど残っていない。

「管理の道具」が「拡販の武器」に化けたとでも言ったらよいかもしれない。

「技術」が「思想化」したとも言える。

「分析論」が「実践論」に移行したとも言える。

単品管理の真骨頂は、過去の情報の流れから妥当な数量を導くのではなく、根拠をもって異常な数量に挑戦し、それを達成することにある。

これを「仮説」という。

仮説を立てて実行する、

結果を踏まえてまた新たなる仮説を立てる、

この繰り返しが「売れる商品と売れない商品をかぎ分ける嗅覚」を発達させる。

「もうすぐ売れなくなることを察知するアンテナ」が磨かる。

どれとどれを隣り合わせに並べれば相乗効果が出やすいか、

売場のどこをどういじれば数字が変化するか、

データを分析するまでもなく直感的にそれが分かる。

そんな人材がどんどん育っていく。

これが単品管理の真骨頂だという。

単品管理はセブン‐イレブンそのものと言ってもよいのだろう。

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