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2014年1月13日 (月)

羽生善治論 「天才」とは何か/加藤一二三

Photo あとから考えた手というのは、冷静かつ慎重に、確認しながら読んでいった末の選択であるのだから、その思考回路に欠陥はないはずである。理屈でいえば、ひらめいた手よりすぐれているはずだ。
 しかし、現実はそうではない。というのは、読むときは往々にして自分の都合のいいように読んでしまうからだ。そのため、どこかに判断のおかしいところが生じてしまう。つまり、どこか抜けている。

天才棋士と呼ばれる羽生善治。

天才の条件とは何なのか?

本書は天才棋士としての素質を分析している。

まずどうしても欠かせない素質は、勉強をしている、していないにかかわらず、早く指すことができて、しかも着手が正確で、なおかつ勝つこと。

これは、間違いなく天才の共通点。

天才は、盤を見た瞬間に、パッと手がひらめく。

もっとも強力な一手、最強の一手が、局面を見た瞬間に浮かんでくる。

こうした能力は努力したからといって身につくものではない。

もって生まれた、並外れた素質としかいいようがない。

と、そんなことを著者は述べている。

そして多くの場合、最初にひらめいた手が正しいという。

いずれにしても著者自身、天才と呼ばれた棋士であり、私のような凡人とは違った世界で生きている人たちという感は免れないが、

「ひらめきが正しい」という点については、ものの本質をついているような気がする。

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