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2014年1月28日 (火)

リフレは正しい/岩田規久男

Photo もし日本にFRB(米連邦準備制度理事会)のベン・バーナンキ議長がいれば、日本はデフレから脱却することに成功していたでしょう。そして円相場は適正化されて輸出産業が現在のような苦境に陥り、これほど景気が悪化することはなかったでしょう。

本書の著者は、昨年新しく日銀・副総裁に就任した岩田氏。

2008年のリーマンショック後、アメリカも日本も急激に景気が落ち込んだ。

しかし、アメリカは金融緩和をすることによって、比較的早期に景気が回復した。

一方、日本はそれをやらなかったが故に、景気は回復せず、長期のデフレに苦しんでいる。

違いはFRBと日銀の金融政策の違いだと著者は述べる。

なぜデフレになるのか。

その理由はいたって簡単。

みんながデフレを予想するから。

株価も、みんなが上がると思えば上がる。

みんなが上がると思うから株を買い、買い手が増えれば株価は上がる。

デフレになると株価が下がり、円高になり、所得も下がるので、需要も増えない。

その結果、ますますデフレが進む。

日本は長い間、このような負のスパイラルに陥っていた。

それを変えようとしたのがアベノミクスである。

大胆な金融緩和により、期待に働きかけた。

それによりみんなが株はあがると思うようになった。

その結果が現在の状況である。

残念なのは4月からの消費税の上昇。

もう決まったことだが、これさえなければとつい思ってしまう。

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