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2014年2月19日 (水)

いざ志願! おひとりさま自衛隊/岡田真理

Photo 自衛隊が軍隊でないのは、多種多様な名称に表れています。
「表れています」というか「がんばって表しています」というか。
「軍」ではないので、自衛隊に「軍」と名の付くものは一切ありません。
 まず、自衛隊に属する人は「軍人」ではなく「自衛官」です。私も「予備役」ではなく「予備自衛官」です。
 防寒や保護のために手に被せる布は「軍手」ではなく「手袋」です。
 どこからどう見ても軍手のような材質、形状でも「手袋」です。
 足元には「半長靴」です。決して「軍靴」ではありません。
 そして自衛隊は軍隊ではないので「兵隊」もいません。
 いるのは「陸士」です(海上自衛隊、航空自衛隊は「海士」「空士」)。
「将校」もいません。「幹部」です。
 どんだけ重装備で実銃担いで何十キロと歩こうとそれは「行軍」ではありません。「行進」です。

本書は、酔った勢いで応募した予備自衛官補の試験に合格し、訓練に参加することになった著者の体験記。

あまり期待しないで読んだのだが、意外と面白かった。

普通に生活している国民にはあまり接点のない自衛隊が身近な存在として感じられてくる。

自衛隊は軍隊ではない。

少なくとも憲法では、日本は軍隊を保持しないということになっている。

だから、自衛隊で使われる用語も軍隊用語は排除されている、という。

でも、ここに日本が抱えている矛盾がよく表れている。

どんなに「軍手」を「手袋」と呼んだとしても、実体は「軍手」である。

「自衛隊」も、実体は「軍隊」である。

でも、いい加減、こんな言葉遊びはやめた方が良いのではないだろうか。

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