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2014年3月20日 (木)

評価経済社会/岡田斗司夫

Photo 人々のニーズをつかみ、最も効率よくそれを生産して販売することによって、多くの富を得られるのが、貨幣経済競争社会。
 それに対し、人々の不安や不満をつかみ、最も効率よくそれを解消する方法を提案することによって、多くの人に影響を与え、尊敬と賞賛を得られるのが、評価経済競争社会。
 得られる利益は貨幣的利潤ではなく、評価利潤、つまりイメージである。
 これが「評価経済社会」の定義です。

今、貨幣経済競争社会から評価経済社会へとシフトしてきている、

これが著者の主張。

貨幣経済社会においては、何を買うかが最大の関心事だった。

これに対して、評価経済社会では、豊富にある価値観や世界観、つまりイメージから何を選ぶかというのが最大関心事になる。

そして人々はお互い、どんなイメージを選んだかで相手を値踏みする。

そして、同じ価値観を持つ者同士がグループを作り出します。

情報化社会の本質とは、大きな事件の解釈や感想が無限にあふれ出す社会。

IT社会以前は、マスコミによる一方的な価値観の押しつけが行われてきた。

ジャーナリズムとは、「報道主義」という意味。

もちろんそれは「主義」なので、「暗黙の前提」を内に含んでいる。

それは「報道という行為は正しい」という前提である。

ジャーナリズムは、一見「事件」などの情報を流し、「意味を伝達」しているかに見える。

しかし実際は「こんな大変なことが起こった」イコール「この事件はみんなにとって大事なことだと思え」という、意図の強制を行っている。

これはある種の洗脳である。

ところがITにより情報は双方向になった。

フェイスブックやブログ等によって、誰もが情報の発信者になれる。

その中で、人々は自分の価値観にあった情報を選び取る。

そしてグループを作る。

こんな社会が生まれてきている。

今、私たちは大きなパラダイムシフトの真っただ中に生きていると考えても良いのかもしれない。

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