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2014年4月23日 (水)

ザ・チーム/齋藤ウィリアム浩幸

Image あるとき、突然、閃いた。
 「日本にはチームがない!」
 そうだ。これが日本の「根本問題」だ。日本の組織は、いつからかはわからないが、イノベーションが止まっているように見えた。何かを解決する、何かを生み出すための組織ではなく、与えられたこと、決められたことを間違いなく処理するための組織、何かを守るための組織になっている。

著者は日本の問題はチームがないこと、と述べている。

日本にはグループはあるがチームがない、と。

グループとチームの違いは何か?

グループは、あらかじめ決められた目標を遂行するために集められる。

日本の組織はほとんどがこのタイプ。

一方、チームでは互いに助け合い、補い合うことで目標が達成されることをメンバーが理解している。

メンバーは仕事をさせられているというのではなく、自分が主体的にやろうというオーナーシップをもっている。

自由に意見を言い合って、衝突を怖れないし、むしろアイデアが生まれるチャンスと見る。

チームはイノベーションとアントレプレナーシップの土壌となる。

失敗を怖れないでリスクを引き受ける精神は、チームから生まれる。

チームの本質はお互いに助け合う、ヘルプしあう関係である。

いまの日本には、ヘルプするという精神が決定的に欠けているように見える。

チームになにより必要なのは、パッションである。

パッションさえあれば、あとはなんとでもなるというくらい大切なものだ。

グループには、このパッションがない。

魂の入ったチームをどうやってつくり上げるかが日本復活の肝になると著者は言う。

確かに言われてみれば、日本には著者の定義するチームが少ない。

日本は個人では弱いが集団になると強い、と思っていたが、その考え方も少し間違っていたのでは、と思わされた。

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