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2014年4月15日 (火)

新幹線 お掃除の天使たち/遠藤功

Image 強い現場、輝く現場に共通するのは、自主性、自発性、自律性です。これらを生み出し、定着させるために不可欠な要素が、リスペクトとプライドなのです。この二つがお互いに影響を及ぼし合い、好循環を生み出したとき、「普通の会社」は「キラキラ輝く普通の会社」へと変身するのです。

停車中のたった7分間で新幹線をピカピカにするテッセイがメディアから大絶賛されている。

テッセイは普通の清掃会社である。

清掃会社に勤務する社員がやる気をもって働くということは普通考えられない。

ほとんどの清掃会社の社員はいやいやながら、義務的に働いている。

事実、テッセイも数年前までは同じだった。

それが今では、社員は誇りを持って自主的に働いている。

どうしてこんなに変わったのか?

テッセイという会社の輝きを根っこで支えているのは、「リスペクト」と「プライド」である。

テッセイにはそのための様々な仕組みがある。

例えば、テッセイは入社時は、全員がパート社員としてスタートする。

しかし、1年が経過すると、正社員採用試験を受けることができる。

テッセイには「エンジェル・リポート」と呼ばれる仕組みがある。

これは現場でコツコツと頑張っている人たちを、現場の上司や仲間たちが褒める仕組みである。

テッセイではパート社員を技術サービス担当、正社員を技術サービス係と呼んでいる。
単なる清掃を行っているのではなく、快適空間を創造する「技術サービス」を提供すると位置付けられているのである。

リスペクトを感じた現場は、実行主体としてのプライドをもち、意欲的に仕事に取り組み始める。

よりよくするための知恵やアイデアも、プライドから生まれてくる。

さらに、テッセイの場合、現場の頑張りをお客さまたちがとても高く評価している。

お客さまのリスペクトが、テッセイの現場の意欲をさらに掻き立てる。

これらが相乗効果となり、強い現場を形成している。

人が働くのは「カネ」の為だけではない

「リスペクト」と「プライド」、これが働く力の原動力になる。

改めてこのことを考えさせられた。

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