プロ研修講師の教える技術/寺沢俊哉
「どのようにしたら、大人のやる気を引き出し、自発的に学び行動してもらえるようになるだろう」と、20年以上にわたって悩み続けました。
その結論が、「お客さん」にせず「参加者」にさせろ! なのです。
中小企業で研修講師を務めることがよくある。
管理職研修や新入社員研修などである。
その中で気付いたことがある。
それが上記の「お客さん」にせず「参加者」にさせろ、ということ。
逆に言えば、一番効果が薄いのは、講義形式の研修。
講師が得々と話している間、聞いている側は、眠さを我慢して、ただ聞いているふりをしているだけ。
内心では「何を偉そうに」と思っている。
だから一方的に聞く側に立たせてしまっては失敗なのである。
私の場合、研修は必ず「参画型」にする。
様々な課題を提供し、それについてグループで話し合い発表する場を提供する。
それによって様々な「気づき」が生まれる。
これが人が変わる「火種」となる。
研修講師をやってみて気づいた点である。
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