経営の見える化/小山昇
会社の経営も、クルマの運転も同じです。
世の中の出来事は、いきなり「青」から「赤」に変わるのではなく、その間に「黄色」があります。「黄色」というプロセスがあるからこそ、いち早く次のアクションを起こすことができる。プロセスが見えるからこそ、人は「やらなければならない」気持ちになる。
見える化がどうして必要なのか。
それは会社の経営の状況は社員には見えないから。
見えないから危機感が生まれない。
危機感がないから行動が変わらない。
行動が変わらないから業績が改善しない。
業績が改善しないから給料が上がらない。
根本原因は「見えない」ということ。
もちろん、経営の状況を示す様々な指標はある。
しかし、それが自分の給料と関係あるとは多くの社員は思っていない。
だから「見える化」が必要。
社員だけではない。
9割の社長・幹部は自分の会社のことを何も知らないと小山氏は言う。
だから会社がうまくいかなくなる。
「お金の流れ」「儲かっているかどうか」「現場で何が起きているか」など、
本書は様々な「見える化」の具体例が示されている。
使えるものは大いに使うべきだろう。
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