人生はふんどし1枚で変えられる/中川ケイジ
人生初の越中ふんどしでした。
な、なんなんだ! この快適さは!!
素っ裸なんじゃないか! と思えるほど、身につけている感がない軽快さ。
風が股の間を自由自在に通り抜ける通気性。
大切な部分をやさしく包み込んでくれている安心感。
これはただごとではないぞ!
本能が直感しました。
タイトルのユニークさにひかれつい買ってしまった。
読んでみて感じたのは、今の時代、いたるところにビジネスのヒントが落ちているということ。
著者の場合、大学受験で失敗し、東京での一人暮らし、美容師から兄の会社に入ったがダメ上司のレッテルを貼られうつで休業。
そんな人生のどん底状態のとき越中ふんどしと出会い起業。
マスコミで話題になる。
そんな経緯をたどっている。
ふんどしというと、もう古いものという感覚があるが、そのようにすでに過去のもの、古臭いと思われているもの、捨てられたもの、そんな中にビジネスのヒントが潜んでいるのかもしれない。
たとえば、おしゃれな「ステテコ」の躍進。
ステテコもかつては白色しかなく、完全におじさんだけのモノだった。
しかし、それがカラフルになり、スタイリッシュな魅せ方をするブランドが誕生した途端、たちまちブームになった。
今の時代、価値観が多様化しているだけにいたるところにビジネスのヒントが潜んでいる。
ある意味、面白い時代に生きているといえるのではないだろうか。
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