いますぐ妻を社長にしなさい/坂下仁
女性の言語能力、おしゃべりをするパワー、駆け引きのうまさは、誰もが認める女性の先天的な能力なのではないでしょうか。
女性の言語能力が高いことを示唆する一番身近な例は、言語系の大学や学部への女性進学率の高さです。
たとえば東京外国語大学の女子学生の比率は7割ですし、関西外国語大学も名古屋外国語大学も似たような比率です。外国語大学に限らず、外国語学科や文学部あたりも、他の学部学科に比べて女性の比率が圧倒的に高いですよね?
同時通訳者も女性の比率が高いですし、バイリンガルと呼ばれている言語能力の高い逸材も、圧倒的に女性のほうが多い。
本書で言っていることを一言でいえば、サラリーマンの節税対策のためには妻を社長にするのが一番ということ。
妻をプライベートカンパニーの社長にすることによって、多くの出費を会社の経費にしてしまうと節税効果大であり、お金がたまるようになるというのである。
それは確かにそうなのだろうが、そもそも私は節税にはあまり関心がない。
だから、金がたまらないのだろうが、納税も国民の義務だと妙に自分を納得させている。
なので、本書で主張していることにはあまり興味がない。
ただ、優れた女性のコミュニケーション能力や言語能力の故に、女性は社長に向いているということは確かにその通りだと思う。
むしろ、そのような埋もれた才能を開花させるという意味で妻を社長にするということであれば、別の意味で価値のあることではないだろうか。
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