働き方革命/駒崎弘樹
「先進国は先進国でも『課題先進国』さ。どこの国よりも早く少子高齢社会に突入する。それによる労働人口減少。年金をはじめとする社会保障の破綻危機。日本が先頭を切って、そうした今日的な社会問題にぶつかる。アジアだったら韓国と台湾はいずれ今の日本のようになるし、1人っ子政策を取る中国はもっと極端な形だが、日本と同じ問題にぶつかるだろう。我々は何の因果か、1人で早めにテストを受けなくちゃいけなくて、過去問もなく、カンニングもできない状況なんだよ。」
日本はこれから超高齢化社会を迎える。
人口はどんどん減っていく。
政府の借金、破たんしそうな年金財政、等々、
まさにこれから多くの国が直面するであろう問題に日本は真っ先に直面する。
それだけにこれに対する明確なソリューションが確立できれば、大変な財産を手に入れることになる。
その場合にキーになるのが日本人の働き方である。
高度成長期は、会社のために滅私奉公、長時間労働は当たり前という感覚であった。
しかし、このような働き方もそろそろ制度疲労を起こし始めてきている。
今、求められているのは「働き方革命」である。
「長時間がむしゃら労働」から「決められた時間で成果を出す」スマートワークへ
「自分のための仕事」から「自分を含めた社会のための仕事」へ
「仕事とプライベートを完全分離し、生活のために稼ぐことを『働く』と定義すること」から「プライベートを含めて、他者に価値を与えること全てを『働く』と定義すること」へ
そろそろ発想を変える時期に来ているようだ。
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