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2014年7月20日 (日)

マッキンゼー流最強チームのつくり方/伊賀泰代

Photo 教育現場においても職場においても、〝チーム〟をどの程度、重視するか、という点において日米の差はきわめて大きい。
 筆者から見れば、日本ではアメリカよりも、より個人の成果が問われることが多いと感じる。たとえば日本の高校、大学の入学審査は、ほぼ完全に〝個人の成績〟で決定されている。一方、アメリカでは大学、大学院の入学時審査の際、ごく当然のようにリーダーシップやチームでの高い成果の達成経験に関するエッセイが課される。
 日本企業で働いていた時の業績評価においても、管理職になる前の若い間は、主に個人の成果や能力が問われていた。しかし、マッキンゼーでは若手からシニアまでが常に「チームが高い成果を出すために、あなたはどう貢献したのか」という視点で評価を受ける。

普通、私たちは、日本は集団主義、欧米は個人主義という考えを持っている。

でも、本書を読んでみると、どうもその考え方は間違っているようだ、ということに気づかされる。

個人主義といわれることの多いアメリカで、日本よりもチームで働くことの価値、成果が、より頻繁に問われているという事実がある。

特に今のビジネスは高い成果を要求される。

その高い要求水準を満たすためには、個人の働きでは限界がある。

やはりチームで成果を出すということが求められる。

これはビジネスの世界に限らない。

政治、経済、社会のあらゆる面でチームで成果を出す力は求められている。

金融危機への対応や原発事故の処理、大気や海洋の環境問題、感染症対策などに関しては、一国内での解決は難しく、世界中の専門家がチームを組んで問題解決に当たる必要がある。

そんな時代に、「優秀な個人が一人で必死で頑張る方式」しか知らないということは致命的である。

「チームを組むことで、個人の能力で行ける地点より、はるかに高い場所に到達できた」という経験を積む必要がある。

個人とチームのあり方をもう一度考え直す時期に来ているのではないだろうか。


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